現在、友人の大巻伸嗣さんが
栄えある「横浜トリエンナーレ2008」に出展中。
すごくきれいでした。
というか、シャボン玉という光そのものが動き、
その動きは、言葉で言うならば
「記憶の光」のようなものが
動き回っているかのような感じがしました。
しかも、その感じは他の大巻作品同様に
とてもあたたかい印象を持っています。
皆さんも、是非とも体験してみて下さいね。
久保さんたら。。。
先週、弘前から戻ってみると、
事務所の机の上に、歴代コロジオンがご覧のように。
今回の新湿板プロジェクトの模様は
久保さんのブログを中心に進んでいることもあって
お任せしようと思っていたのですが、
あまりにも、かわいくて、きれいで、うれしかったので。。。
一枚パチリ。
(しかも、久保さんのブログではもっといい写真が!)
今回のぼくたちの新しい試みは、
実は方法論としては、最初に目指した試みに立ち戻っている。
とはいっても、ぼくたちはこの数年で
技術的にも大きな経験をしてきたこともあって、
方法は最初に目指したものでも、
今では、ある意味別のことに昇華しているような気がする。
特に久保さんのいろいろは、ものすごいことになっている。
とにかく古典技法ではありますが、
今ぼくたちが探しているものは、今までのものではないので、
ということは、新しいこと、と言えるのかもしれません。
でも、何でこんな面倒なことが、こんなにも楽しいのだろう。
まわりからしてみると、このコロジオン溶液独特の臭いの中で、
いつも楽しそうに作業を進めている、
久保さんとぼくのことを、きっと不思議に思っているのでしょうね。
子供っぽいかもしれませんが、
本当は、今の時代ならではの必然がそこにはあって、
かなり大人、とも言えるのですね。笑
とはいっても、なかなか思うようには行きませんが、
この先の結果を、乞うご期待願います!
楽しみにしていて下さいね。
夕方、車で中目黒から赤坂へ向かう途中のこと。
日赤病院を越えて左折した瞬間、
バックミラーにスポットライトのような夕日。
雨上がりということもあって、ものすごいオレンジ。
出版された本も、東京観光写真倶楽部もオレンジなので、
だったらと、暫し車を停めて一枚。
あっ、「部室」の窓もオレンジ色。
オレンジ色の光は、あたたかい光。
どうしても、毎年この時期は、
桜の写真が多くなってしまうのですが、
考えようによっては、それ程に魅力的な被写体。
ということなのかもしれませんね。
そして今日、弘前城でちょっと珍しい光景を見つけました。
これ、新しいですよね?
今日、奈良の大神神社にお参りに行ったら、
大勢の人々に引っ張られながら、
新しい七五三縄を張っていました。
ちょっと、ぼくも参加してみました。
それにしても、「しめなわ」って
「七五三縄」って書くのですね。
小雨降る神社を出ると、
「あっ、虹だ!」
今日は、ようやく梅雨らしい雨。。。
何だか、ここのところ季節外れの夏日が続いていたこともあってか、
どこかで、ただ雨が降っただけで、
少し安心したりするから不思議ですね。
そんな雨に濡れながら、ひっそりと咲いている
紫陽花の花が、とてもきれいでした。
ここのところ、すっかりブルース三昧なんですが、
最近のお気に入りは、ライトニン・ホプキンス。
梅雨空の下で聴く、彼のアコギはやけにしみます。。。
また今年も、目黒川に桜が咲いた。
現在、ぼくの事務所がある側の若い木は、ほぼ八分咲き。
それにしても、花びらがキラキラしていて、
とてもうつくしい。。。
そして、こんな瞬間にいつも思う。
”これを表す言葉は、見つからない”と。
だから、写真があるのかも。
だから、写真が好きなのかも。
何だか、昨年末の「第九」にはじまって、
ここのところ、モーツァルト好きのぼくが
やたらとベートーヴェンを聴いている。
今回のきっかけは、遅ればせながら
昨年「子供と一緒に楽しんでいる。」と、一郎さんに教えてもらった
あの大ヒット漫画「のだめカンタービレ」。
昨年末に、テレビドラマをやっていて、
それもちょっと観たけれど。。。
そして今は、テレビアニメが始まって、
それも観ているけれど。。。
やはり、何と言っても一番おもしろいのが、原作の漫画。
そしてこちらが、最新刊。
もちろん、その中には、知っている曲もあれば、知らない曲もある。
中でも、ベートーヴェンの交響曲のいくつかは、
考えてみたら、何となく聴いたことはあっても、
きちんと聴いたことがなかった曲がたくさんあった。
たとえば、交響曲1番、3番、7番などは、
どれもが、とても有名な曲なのに、そこにははじめて聴いたかのような
うつくしい旋律がたくさん散りばめられていた。
そして、改めてベートーヴェンというのは、
モーツァルトという作曲家が生み出した音楽に、
さらに進化したアンサンブルを加えながら進化していることが、
今になって、よくわかったような気がする。
そして、テレビドラマにしても、アニメにしても、
映像と共に、音があることで、
だからこそ、伝わることと、伝わらないことがある。
そこは、ここのところ、ぼくがずっと考えていることのひとつでもあるので、
今回の「のだめカンタービレ」から、
ちょっと大きなヒントをもらったような?気がしている。
おもしろいですよ!「のだめ」。
この写真は、残念ながら今年の写真ではない。
それでも、写真というのはおもしろいなーと思ったので
ここに、こうやって載せてみた。
それというのも、もちろん季節感も考えてのことではあるけれど、
この写真は、本日更新された「写真がもっと好きになる。」の中で、
露出の説明をするために、作例として載せたもの。
にもかかわらず、その更新されたページを自分自身で見ていて、
驚くほど客観的に、
「あ〜、すすきだ〜!、また仙石原行きたいな〜!」と思った・・・
これって変ですよね?
だって、自分で撮って、自分で選んで、自分で書いて、
にもかかわらず、そんな風に思ったのがちょっとおもしろくって。
それに、ここのところ映像の編集の仕事が続いていて、
昨日は、11月に発売される「蟲師 特別編集-蟲往来-」
というDVDの中に収録される、
エンディング集の最終編集を編集スタジオでやっていた。
これは、毎回ぼくが全26話に対して、
2枚の写真で構成していったエンディングを
一気につないで観ていただこうというもの。
それらを観ていたときも、このススキの写真と同じように、
そのすべてが、各話に対してぼく自身が選んで
構成したものなのにも関わらず、
同じように、とても客観的にそれらを観ている自分がいた。
だからといって、決して冷めているわけではない。
もしかしたら、他の誰よりも楽しんでいるのかも?
よくわからないけれど、なかなか自分で自分の写真なんて
コメントしづらいものだけど、
少なくと、そこには原作とはまた別の
「もう一つの蟲師」があったことは確か。
それにしても、やっぱりススキってきれいだなー、と。
これも台風の影響なのか、
たっぷりと水分を含んだ大気が、東京にやってきた。
とにかくしっとりとしている。
ぼくはそんな空の下で、
今日は、暗室作業という水仕事に精を出す。
以前は写真といえば、
撮って、フイルムを現像して、
それからこうやって暗室にてプリントをして、
はじめて写真が出来上がったもの。
それがデジタルが登場してからというもの、
たしかにそんな機会はかなり減ってきた。
それはそれで便利なんだけれど、
たまにはこうやって、赤電球の暗い中で、
暗室作業をしていると、
やはりそこには、面倒ではあるけれど、
そうでないと、手探りでないと、
見えないものがあるということを改めて知ったような?
だから暗室作業というのは、
単に暗い中での作業ではなくて、
実は、これもまた”あかるいところ”を探すための
作業のひとつなんだと思った。
でも、一日中はねー。
今日は、午前中鎌倉に用があったので、
その足で江ノ島まで足をのばす。
ぼくにとって鎌倉は、祖父母の家があったので、
どこかでふるさとのようなもの。
だからかもしれないけれど、このあたり景色を観ていると
眼も、気持ちも、とても落ち着く。
しかも今日は、久しぶりの快晴で、
しっかりとまだまだ夏のような暑さだったので、
海にも、多くのサーファーたちが繰り出していた。
そんな姿を眺めながら、
ぼく自身も、こうやって波乗りをしていた頃を思い出していた。
それってもしかして、湘南ボーイってこと?(笑)
そんなことも手伝って、数ヶ月前に友人に教えてもらって以来、
大好きになった洋服屋さん"SUNSHINE+CLOUD"の本店が
葉山にあることを思い出し、
シャツももう一枚欲しいなーと、行ってみることに。
残念ながら、お目当てのシャツはサイズがなかったけれど、
なぜかそのお店は、ぼくにとってとても懐かしい感じがした。
とにかく葉山という街は、ぼくが子供の頃からのちょっとした憧れ。
それというのも、ぼくが波乗りをしていた頃に知り合った
大人たちの多くが、葉山にいたというのもあるのかもしれない?
そして大人になってからも、何度も訪れては
ただフラフラしているだけでも、とても居心地のいいところ。
考えてみたら、そんなぼくも気が付けば、いい歳になっっている。
不思議なもので、自分の好きな場所というのは、
いつの日もこうやって、当たり前のような顔をして現れる。
そして今日も「やっぱりいいなー、葉山。」と思いながらも、
まだまだ今のぼくには・・・
それでも、きっと湘南がぼくのふるさと。
そして何も買わなかったけれど、案内してくれた
近所にある古い民家を改築した"Rest house"にも、
同じように、何だかやけに懐かしい光と風がながれていた。
近所のハイビスカスの苗木にも、まだ花が咲いていた。
真夏には、その小さな苗木丸ごとピンクだったけれど、
今ではその花も、残りわずか。
そのほとんどが実を結んでいる。
まだまだ蒸し暑い日が続いてはいるけれど、
どうやら、そろそろ夏も終わり。
今日も一日、ドンヨリとした空模様。
しかも今日も一日中、スタジオ撮影だったので、
だったら、暗室に続いてこんなのはどうかな?と
現場シリーズ第二弾、今日はスタジオです。
真ん中にある、大きなお釜みたいなのが、
本日のメインライト。
"broncolor"の"para"というライトで、
直径がおよそ2メートルもある大きなもの。
大きい割には、しっかりとした方向性を持っているので
光周りが美しくて、最近のお気に入り。
特に人物の顔のテカリ感は、かなりいい感じ。
それにカメラマンというのは、
このみんなが涼しげな顔をして観ている中で、
実は、ひとりで汗だくになって撮影をするわけです。
そんなわけで、撮影後はグッタリと疲れはするものの、
それはそれで、楽しかったりもするんですよねー(笑)
ここ数日、このデジタルな時代に
とってもアナログな、暗室作業が続いている。
ぼくにとってはただの作業場なので、
そんなにお見せするようなものではないけれど、
あまりにも外で撮った写真がないので、
そんなわけで大公開。
正面にあるのが、引伸機というもので、
これは、あの時計メーカーとはまた別の
「Omega」のカラーヘッドが付いたもの。
そして左手にどーんと場所をとっているのが、
カラーの自動現像機なるもの。
さてと、これより今度はモノクロプリントが待っている。
どうやら台風も近づいてきているみたいだし、
暑かったり、涼しかったりを繰り返している。
まさに季節の境目を感じる。
そういえば、今日の空はとてもモノクロームな空。@第三京浜
昨日までの大阪は、とにかく蒸し暑かった、汗汗汗。
そして昨晩より京都に入ると、ちょっと秋の気配。
今日も朝から過ごしやすい一日。
それでも空に雲が増えてくると、
徐々に湿度が増してきて、
夕方には、かなりはげしい夕立。
まさに湿度100%状態。
やがてそんな雨も上がり、街の中を歩くと、
路地には、ちょっと忘れかけていた雨の匂い。
その中をゆるやかな風が抜ける。
かなり気持ちがいい。
どうやら夏も、そろそろ終わり。
これは、布海苔。
といっても食べるための”海苔”ではなくて、
いわゆる”糊”と呼ばれるもの。
用途としては、
* 生地(絹織物)の糊付
* 女性の髪洗い
* 食用として(海藻サラダ、味噌汁の具など)
* 陶器の絵付け時の絵の具の中に混ぜる
* 建築における白壁等の接着剤として
* 建築中の柱の保護紙用接着剤
* 蕎麦のつなぎ
* お相撲さんの「さがり」の硬化剤 などなど、
といった具合に、以前は大きな需要をもっていた。
しかし、その需要も日に日に少なくなり、
今では、今日おじゃました千葉の大原にある
「吉田鉄五郎商店」さんが、
世界で最後の”天然布海苔”の生産工場とのこと。
詳細はまた今度ゆっくり書きますが、
とにかくその行程の全てが、手作業。
改めて、何にしても、
それこそ何かに手を加えて、
別の”新しいもの”に変えていくということこそが、
”ものをつくる”ということなんだな、
なんていう当たり前のことを思い出さしてくれた。
それにしても、暑い一日だった。
みなさん、お疲れさまでした。
”今日の空”の下で、
とても夏らしい、ひまわりの花の行列を発見。
しかも、ここは代官山。
どうやら、数年前にあの代官山アパートが取り壊され、
その際に、道路の路側帯に植えられたもののよう。
それもついこの間のような気がしていたけれど、
改めて時間が経つのは早いなーと感じた。
そしてもうひとつ、時間の話。
これもちょっと驚いたのだけど、
”DENIME 代官山店”もすでに十周年とのこと。
たしか最初は、千駄ヶ谷に一件あっただけで、
その後全国に出店していったのは、何となく知ってはいたけれど
10年とは。。。
ぼくは、もともと”REAL MacCOY”のジーンズを愛用していたので、
実は”DENIME"には、それ程馴染みがなかったけれど、
その”REAL MacCOY”がなくなってしまった今となっては、
どうでもいいことだけど、それはそれでちょっとした悩みの種だった。
しかし今日、一人で代官山を散歩しながら、
ついついフラフラとお店に入って、
その”10周年モデル”というのを試着してみた。
それがすごく良くて。。。
今度は、こんなところで10年という時間の重みを感じた。
それ程に”時間”というのは、とらえ方ひとつで、
どうにでも変わる不思議なものなのかもしれない。
この”今日の空”も、
”たわいもない日常を観光する”と言ってから
早いもので、すでに5年半。
それもこうやって振り返るってみると早いけれど、
一見、ただ毎日の天気を綴っているようで、
実は結果として、そこにはとてつもなく大きな
”光のアーカイブ”が出来上がっていることにもなる。
途中で止めようかなーと思ったことも何度もあるし、
(もちろんそれは今だって・笑)
でも、こうやって続けているのは、
やはり多くの人々が見てくれているというのも
きっと大きな理由のひとつ。
もしかしたら、ひまわりだってこの暑い中で、
”どうだ!”といわんばかりに咲いているのも
きっと何らかの理由があるはず。
でも、まぁ元気そうだから、よしとすることに。。。
気が付けば、あっという間に明日から
世間はゴールデンウィーク突入。
しかも、金曜日はいつものように
「写真がもっと好きになる。」の更新日。
そして今日は、そんな4月の最終営業日。
そんなわけで、早いもので二年間
ぼくの助手を務めた
「TSUKAO」こと、塚崎がいよいよ卒業で、
作程まで、スタッフみんなと一緒に
「くろひつじ」で、ちょっとしたお疲れさま会。
お疲れさまでした。
これからも頑張ってね!

いよいよ、トリノ冬季オリンピックも開幕した。
そして今日は、遂に力也君の初防衛戦。
昨日の計量で彼に会った時に、
いつもと一緒だったので大丈夫!と思ってはいたものの、
やはり、いざ当日となると、こちらまで緊張するもの。
早めに後楽園ホールに着いたので、
空を見上げると、東京の街は、
その幕開けにふさわしい、美しい夕暮れに包まれていた。
今日のぼくは、ドキュメント写真を撮るというよりも
気持ちとしては、”眼”としてのセコンドのような気分で
最初から、最後まで、彼のそばでその全てを見つめていた。
後楽園ホールの控え室は、力也君ひとりではないので
試合を控えた渡辺ジムの選手が何人もいる。
もちろん今日は、彼の試合がメイン・イベントなので
準備をしている間にも、数人の選手が
その控え室からリングに向かい、様々な結果をもって
そこに帰ってくる。
ぼくは、終始力也君と一緒に、その控え室にいたので
そういった他の選手のすべてに立ち会ったとも言えるわけである。
やがて他の選手がいなくなって、
控え室には力也君ひとりとなる。
すると隣の挑戦者・酒井選手の控え室から、
それはまるで威嚇するように。ミットを鳴らす音が聞こえてきた。
それまで、ぼくらともリラックスして談笑していた力也君も
いよいよ、戦闘態勢に入る。
しかも今度は、それはまるで手の内を見せるように
ものすごい音をたてて、トレーナーのミットにアッパーを打ち込む。
そして前試合の河野公平君も、しっかりとKOを決めてきた
その勢いに乗って、いよいよ力也君も控え室からリングに向かう。
満員の後楽園ホールからは、いきなりの”力也コール”。
そして、いよいよゴングが鳴った。
”おかしい、あのしなやかな力也が堅い”
(後で彼に聞いたら、試合の組み立てをいきなり間違えてしまったとのこと)
それでも試合は、終始力也君のペースで、徐々にその堅さも取れて
パンチもかなり当たっている。
にもかかわらず、相手の酒井選手はこちらが心配になる程に
なかなか倒れない。
しかし8R、力也君は遂にTKOを果たした!!!
リング上には、担架が入り、ちょっと心配。
素人ながらに、レフリーももう少し早く試合を止めてもよかったのでは?
当然のことながら、ぼくもリングサイドに張り付いて試合を撮影したけれど、
残念ながら、この小さな世界の中で、妙な縄張りみたいなものがあって
下らない意地悪の連続?(笑)
この感じは、以前”東京コレクション”でも味わったけれど、
ただひたすらに情けないというか、かなしい。
それでもぼくは彼らと違って、
それも含めてのドキュメントと思っているので
何の問題もなかった。
とにかく、嬉しかった。
ジムの人たちとも、一緒になってその喜びを分かち合うことが出来た。
確かに今日のぼくの立場は、もしかしたらある部分においては
邪魔だったかもしれないけれど、少なくとも中立ではなかった。
きっとジムの人たちにも、それが伝わったのだと思う。
撮影しながら、その勝利を自分のこととして
喜んでいるカメラマンは、他にはいなかったから。(笑)
力也君、初防衛戦勝利おめでとう!!!
そしてスタッフの皆さんも、お疲れさまでした。
でも、ぼくも疲れた〜。


あっという間に一月も今日で終わり。
焦っても仕方がないと思いながらも、
やはり貯まってしまっているいろいろを考えると
そうも言ってられない。
今日の京都は、朝からシトシトと雨。
そんな雨も、午後になると止みはしたものの
一日中、ドンヨリとした曇り空。
その空の下で、その貯まっている仕事のひとつでもある
原稿書きを、ホテルの部屋でしたためる。
それでも、せっかく京都にいるのに
一日中、ホテルにいるのもどうかと
散歩をかねて、馴染みの下鴨のGalleryDOTに向かう。
ホテルがある御池通りからは、ちょっとした距離だけど、
これはどこでも同じだけど、
京都とはいえ表通りはつまらないので、
裏通りを、カメラ片手にただひたすらに歩いてみる。
そのどれもが、ぼくのとっては「名もない通り」。
しかし、こと京都という街においては
もともとは、その通りの名が示すように
きっとその全てが「名のある通り」。
そんなことを考えながらの散歩は、
またそれはそれで、次から次へと新しい発見があるもの。
しかも当たり前のように、写真のような、
どこか別の次元につながっているかのような小路が
いくつもふつうにあるところがこの街のすごいところ。
そして、やがてそんな裏路地を抜けると
慣れ親しんだ風景のひとつでもある
西の山に続く鴨川に出る。

この中目黒神社は、このあたりの氏神様。
しかもこの神社は、通学路にもなっていて、
訪れた時はいつも、黄色い帽子をかぶった小学生たちが
その少し階段状になった参道の木漏れ日の中を駆け下りてくる。
しかも不思議とその光景を見ているだけで、
「この神社はいい神社」と素直に思えたりする。
そして今日は、その神社にスタッフのみんなと一緒に
ちょっと遅い「初詣」に行った。
いい年になりますように。。。

午前中、少しフォグがかかったような
真っ白だった曇り空も、午後になるにつれて快晴と変わる。
この空は縁起がいい。
実は、今日がぼく達の2006年の「湿板初め」。
昨年末いろいろあったので、
少々懸念されたいくつかのプロセスも、
さすがは久保さん、全てクリアー!
しかも、今までにない暖かい色調の美しい仕上がり。
これでことは一気に動き出す。
実はこの「湿板写真」において、その乳剤のベースにもなる
「コロジオン溶液」というのが曲者で、
そのエージングにかなりの時間を要する。
その時間、およそ一ヶ月。
よって今日使用した溶液は昨年のもの。
そんなわけで、明日よりそれこそ2006年度版の
新しい「コロジオン溶液」の準備に取りかかる予定。
「初め良ければ全て良し。」となることを祈って、
この一年を始めてみることにする。
そして、その光を集める作業は延々と続く。

昨日の「今日の空」のコメントでも書いたように、昨晩、オノ・セイゲンさん宅で秋刀魚パーティー。
現在、秋刀魚の群れは千葉沖合まで、南下しているとのこと。しかも今年は秋刀魚の当たり年。その量も質も、かなりのものと聞いている。その上、昨日の秋刀魚は、宮川さんのご尽力で、本場、岩手の大船渡より獲れたての新鮮な魚がぼく達の食卓に並んだ。
それらは見ての通りに、船の上から直接届けられたかのように輝いている。脂の乗り加減もちょうどいい感じで、どう見てもスーパーで売られているものとは少し違う。
そうやって大船渡より届いた数十の秋刀魚を、セイゲンさんが音へのこだわりと同様の細やかさで、裁いてくれた。しかも塩焼き用以外のものは、三枚に下ろして、中落ちまで採ろうとするから凄い!
そしてまず最初にテーブルに並んだのは、お刺身。
驚いたのは、青魚独特の生臭さが全くなくて、しかもその食感も、今まで味わったことがない感じのきちんとした歯ごたえがあって、味も美味なのはもちろんのこと、魚という感じがしない。
そして次は、定番の塩焼き。
こちらは、気が付けばぼくの担当? まずはベランダに用意されたバーベキューコンロに炭を熾し、セイゲンさんの手解きを受けながらの焼き三昧。

しかも驚くことに、ベランダの横には扇風機とドライヤーが用意されていて、これで火力と煙を調節するのである! 流石セイゲンさんである。団扇もいいけれど、これだけの量を一度に焼くには、これはかなり便利。そのおかげで、程々にいい感じの焼き加減で完成。
そんなわけで、塩だけで醤油もいらない程にしっかりとした味で、大根おろしだけでも充分に美味。その上、腑も普通のものに比べて比較にならない程に、美味しく食べることが出来るさんま。
改めて、大船渡、おそるべし。
そして最後は、セイゲンさんが三枚に下ろして、前もって漬けておいてくれた、特製マリネ。
これも漬けた時間によって、微妙に味が変わって、セイゲンさんの「今は、これがいい!」との合図で?いただいてみる。とにかく全てが美味。
そんなわけで、いただいたのは全て秋刀魚。しかしそれだけで、大満足。(多謝)
ぼくはただひたすらに、ベランダで焼きを担当していたが、それでも多くの初めてお会いした外国人のお客さんも含めて、秋刀魚と過ごした? 楽しい時間だった。
とにかく、たまにはこんな秋の夜長もいいものだ。

今日も、またしてもドンヨリとした曇り空。
その空の下で、今日は、先日見事なファイトで、日本スーパーバンタム級の新チャンピオンになった福原力也選手に、個人的にもお祝いの気持ちを込めて、海岸のパイナップルのスタジオをお借りしての撮影。
タイトルの通り、彼は歴代30代目のチャンピオン。そして初めて間近で見るチャンピオンベルト。しかもこれは30代受け継がれているもので、いろんな意味で重い。
肝心の撮影の方も、ぼく自身もいつものスタジオ撮影とは少し違った緊張感の中で、自然と気合いも入る。それにしても、彼のその鍛えられた肉体はとにかく美しい。もちろんその眼差しも以前のそれとは明らかに異なる「チャンピオンの眼」。そんな全てに必死で向かい合って、それこそ久しぶりにしっかりとした手応えを感じて撮影は終了。それは、今から自分でもプリントしてみるのが楽しみな程。そしてそれは、久しく忘れていたスタジオ撮影の楽しみを思い出すことが出来た、瞬間でもあった。
既に、来年の2月に初の防衛戦が決まっている力也選手は、今日も撮影後、ジムに行くとのこと。彼が所属する「渡辺ジム」は五反田にあるので、その前に少し時間があるとのことで、中目黒の事務所に顔を出してくれた。そんなわけで、事務所に戻って、彼の先輩にあたる吉田さんを交えてしばし歓談する。その話題は、多岐に渡った。そして、その話の中で、改めて彼が普通のボクサーとは少し違って、非常に等身大な日常の感覚を持っていることがよく判ったし、ぼくはそのことがとても嬉しかった。
考えてみれば、今まで多くの人々を撮影してきてが、ボクサーを撮影するのは今日が初めて。
しかも、初めて撮影したボクサーが、「福原力也」という日本チャンピオンだったことは、きっと意味がある。同時に、不思議とこの先も彼とはいろんなことが共に出来るような気がした「TODAY」だった。
きっと、明日は晴れる。
昨晩、秋雨とは言えない程にかなりしっかりと雨が降って、今日から一気に冷え込んできた。
それにしても、このように一気に気温が下がると、人はいつも以上に温度に対して敏感になって、順応するのに時間がかかったりと、多くの人々が風邪をひいたりと体調を崩すのではないかと、訳のわからない想像をしてみたりする?

昨日は、今月20日より始まる、ストロベリーズ初の写真展「I LIKE TODAY」展の最終打ち合わせに、新宿ビームスの「B-Gallery」に向かう。会場では、伊能一三氏「へいわののりもの」展が開催中。その漆を使用した、美しい丁寧な仕事に感嘆。しかも聞くところによると、それこそ先日の金沢云々ではないけれど、やはり伊能氏ももともと東京の人ながら、その環境の違いに、現在は金沢在住とのこと。そんなことも手伝ってか? 大いなる興味。
そして、この「へいわののりもの」というタイトルの展覧会の後が「I LIKE TODAY」というのも、何となく嬉しい。
そして今日も午後から出社して、この寒空の下で、ひたすらに作業を続けている。何となく、空も含めて、いわゆる日曜日な感じがしてこない。
それでもやはり、周りが静かなのはやはり日曜日のせい? それでもその静けさが、かえってこの冷たさと重なって、益々日曜日な感じが遠ざかる、静かで冷たい空@中目黒

今日は、阪神優勝で賑わう大阪の老舗「信濃町画廊」にて開催中の、一年ぶりの中西さんの展覧会に、予てより中西さんから「今回は、一剛には出来たら観て欲しい!」と言われていたこともあって、無理矢理?特別授業の日程を合わせて大阪に向かう。
中西學氏は、ぼくにとって大学の先輩でもあり、大切な畏友であり、何よりも若くして大阪の文化賞「咲くやこのはな」受賞するなど、関西では押しも押されぬ現代美術作家。
そんな中西さん
この後に、昔の話を一生懸命書いたのに、何故か?消えてしまった???
MOVABLETYPEのバカ。
現在ロケ中なので、そのうち改めて。。。

at Enoshima
今月いっぱいで、74年間走り続けてきた、あの床が木で出来ている江ノ電304号車と354号車が、いよいよ引退とのことなので、最近デジタル一眼「Nikon D70」を手に入れてから、俄然写真熱が増している多彩なる音楽家・浦野さんと共に、急遽「写真を撮りに行こう!」ということになり、今日は朝早くから小田急線で、ちょっと乗り間違えながらも(苦笑)まずは藤沢に向かった。
そこで、いよいよ懐かしの江ノ電。久しぶりに訪れた藤沢駅は、既に知らない駅と化していた。それでも「のりおりくん」なる一日乗車券を購入して、江ノ電に乗り、やがて鵠沼あたりにさしかかると徐々に昔の記憶が蘇って来た。しかもそれらはすべて、あくまでも子供の頃の記憶なので、色彩の中の「黒」を失ってしまったかのような曖昧な記憶ながら、何とも明るい印象を持っている。それにしても、今日は日頃の行いのせいか(笑)その記憶に相応しい「あかるい空」。
実は祖父の家が鎌倉にあったので、ぼくにとって江ノ電は今となっては特別な電車。小学校四年生の時に、父の仕事の関係で二度の転校を繰り返し、東京に再び引っ越してきてから、おじいちゃん子だったこともあって、鎌倉という土地も、故郷のないぼくにとっては特別な場所。そしてぼくは、何度も祖父と一緒に江ノ電に乗って、江ノ島に連れて行ってもらった。
時には、祖父の家がある佐助から、長谷まで歩き、そこから江ノ島。
またある時には、銭洗弁天を抜けて、北鎌倉に出て、そこから鎌倉に戻って、江ノ電で長谷。
そして時には、江ノ島の帰りに由比ヶ浜で下車して、潮干狩りをして、捕れたハマグリを手に帰宅。
そして中学生になって、サーフィンを始めたぼくは、祖父の家から度々稲村ヶ崎に向かった。
それこそ当時ロングしかなかったサーフボードを電車に乗せていいことになったのも、確か江ノ電が最初だったような?
とにかく江ノ電には、いろんな思い出がある。しかもあくまでもぼくにとっての江ノ電は、何と言っても今回引退する、いわゆる鉄オタ的には「300系」と呼ばれているもの。その後は、辛うじて同様の配色に塗られた「レトロモデル」なる車両はあるものの、基本的には、その姿も色も淡泊で、しかもデザインも最悪の新型車両が中心となってしまうとのこと。そしてそれはきっとこの街の風景を変えてしまうのではないかと、今から心配。
ぼく達は、その馴染みのない新型車両にコトコトと揺られながら、まずは街中を走る「江ノ電」を撮影しようと、江ノ島で下車。そして江ノ島側とは反対側の、浦野さんお薦めの撮影ポイントに向かうと、既に数人の「鉄オタ」。最初はそれに混じって電車を待っていたけれど、その目の前にちょっと面白いお店を発見。

何とこれは、「江ノ電もなか」なる和菓子屋さん。しかもこの車両の中で本当に作っている。(笑)
それにつられて、フラフラといったおかげで、そこで新たなビューポイントを発見する。そして、そこで撮れたのが一番上の写真。「さよなら304号車」というヘッドマークも付いている!
そんなわけで、まずは満足の一枚を撮影。
そしてぼく達は、またしても江ノ電に乗って、次なる撮影地に向かう。
次なる目的地は、あの「俺たちの旅」のロケ地でも有名な「極楽寺」駅。
その山間の、土手に彼岸花の群生を見つけ、暫し目先が変わる。
駅の側には、トンネルがあってそこを狙おうとするも、視界を遮る障害物が多し。
そこで今度は歩いて、それこそ馴染みの深い「長谷」駅に向かう。
その静かな住宅街の中を江ノ電が走り抜けていく様は、まさに鎌倉ならではの光景。
ぼく達も、神社の前の撮影ポイントで、ちょっと粘って撮影。
なかなか思ったような写真は撮れなかったものの、お腹も空いたので、近所で昼食。その海が近いことを感じさせる地元の食材を、ふんだんに使った料理は美味。
そして食後、何となくその海に引っ張られるように、「坂ノ下」の海辺へ向かう。空は相変わらずのほぼ青空。しかも葉山方面の山の上には、ちょっと夏な雲。
その浜辺は、ちょっとした入り江になっているので、どちらかというと波も小さいので、それこそサーフィンを始めた頃に、ぼくはこの浜で練習を繰り返した。どうやら最近は、ウインドサーフィンのスポットとなっている模様。それにしても昔は、浜辺の色はもっと白かった。
ちょっとゆっくりと寄り道をしてしまったので、日もだいぶ傾いてきた。
浜辺を歩いたせいか、今度は海抜けで江ノ電を撮影しようと、今一度江ノ電に乗って「鎌倉高校前」駅に向かう。
この光景も、やはり江ノ電ならではのもの。
そんなこんなで、江ノ電は十分に楽しむことが出来た。しかし、こうやって何度も「さよなら」のヘッドマークを付けた最後の「江ノ電」を見ていると、ちょっとだけ感傷的な気分。
しかも、その気分を助長するように、夕暮れが近づいてきた光がその影を伸ばしている。
当初の予定よりも、かなり遅くなってしまったものの、やはりここまで来たんだから、帰りに江ノ島に寄っていこうということになり、江ノ島に向かう。
あたりはすっかり夕暮れ時で、桟橋を渡る頃には久しぶりに見る大きな夕日が、あたりの海面をキラキラと照らしている。そこでまた、その夕日にゆっくりと向かい合ってしまうものだから、時間はいくらあっても足りない模様。
それでも慌てて、「エコカー」なる有料エレベーターで、日没直前の空の下で、数年前に新しくできたぼくにとっても初めての展望台に、急ぎ足で向かう。そこは以前の赤かった展望台に比べても、かなり大きなもので、上に上るとオープンエアーで360°のパノラマが見渡せる。

先程まで大きく漂っていた夕日も、そのほとんどが地平線の彼方に沈んでしまった。しかしそのおかげで、その瞬間は、偶然にも360°光量がほぼ均一といわれる、まさに「マジックアワー」。
そして、その時間の概念を失う瞬間の中で、ぼくはもっと大きな「過去」と「現在」という大きなタームでも、一瞬その概念を失ったような錯覚を覚えた。
おそらく、その大きな原因のひとつは目の前に拡がる大地のかたちなのかもそれない。
昨今、ここ鎌倉に限ったことではないけれど、街の様相の多くは一変し、それは時にそこが何処だか解らない程になったとしても変わらないものある。もちろん、厳密に言えば全く同じでなかったとしても、その海岸線は、ラインとしての印象は変わっていない。
そのラインと、思い出のラインが重なる、ここは原風景の空。@坂ノ下、鎌倉
すっかり、深夜の更新が癖になってしまった昨今の中で、時折以前の更新を懐かしく思い出す今日この頃。それこそ今年の3月までは、「何としても光のあるうちに」という思いと共に、不得手なPC通信を駆使して、徳重さんに画像とコメントをメールで送っての更新を続けてきた。おそらく、そのライブな感じならではの良さがあったのは確かだけれど、そのことそのものが、いつの日も大きなリスクとしてのしかかっていて、少々本来の目的を失いつつあったのも確か。そして最近は、こうやってゆっくり落ち着いての更新となると、どうしても深夜。それはそれでどんなものか? と思いながらも、今日も「I LIKE TODAY」と呟いてみる。

昨日9月22日夜、友人の清野さんが元プロボクサーだったおかげで、彼の後輩の吉田さん(元東洋6位!)の、それまた後輩の、福原力也選手が、いよいよ初の日本タイトル挑戦とのことで、その応援のために後楽園ホールに駆けつけた。
ぼくにとっては、後楽園ホールにてのボクシング観戦は昨日で二度目。一度目もやはり福原力也選手の試合だった。しかもその時、吉田さんに連れられて対戦前の控え室に案内された。生まれて初めて見たそのサロンパスの臭いが立ち込めたその光景は、それこそ「あしたのジョー」の世界そのものだった。そしてその時に、控え室でシャドーボクシングを繰り返す力也君を紹介されたものの、ぼくの方が緊張してしまって「一言」さえ話すことが出来なかった。「あしたのジョー」と書いたが、確かに彼は「ジョー」を彷彿させるものの、ある意味ジョー以上にハンサムで格好良い。その上、彼の肢体は筋肉のみで体脂肪ゼロという感じで、それだけでも美しい。しかもリング上でもその美しさは変わらず、時折スピードがあって、伸びのあるストレートが軽やかなステップの中で繰り出される。前回は、そのストレートで1ラウンドでKO勝利を決めた。
しかし昨日の元チャンピオン・木村章司選手は、既に世界ランク入りしていて、しかも13戦負け無しという強者。当然のことながら、下馬評は圧倒的にチャンピオン有利とのことだった。そんなことも手伝ってか、こちらとしても前回以上の大きな緊張感の中で、第一ラウンドのゴングが鳴った。
力也選手は、第一ラウンドから飛ばしていった。予想以上に、いきなりの攻勢が続く。こうなるとこちらも、「勝って欲しい!」と思っていた気持ちが、今度は「行けるかも!?」という思いがラウンドを追うごとに強まる。それは会場内も同様だったようで、チャンピオンに申し訳ない程に、やがて後楽園ホール全体が、「リキヤ!リキヤ!リキヤ!」とリキヤコールを繰り返す。
そしてその流れは、とても短く感じた最終10ラウンドまで変わらず、KOは逃したものの、見事3-0の判定で、彼は「新日本チャンピオン」となった!!!
ぼくも、大きな興奮の中でその瞬間を共有していたので、当然のことながらその瞬間の写真は一枚もない。(涙・苦笑)写真家としては。。。
ただ個人的なお祝いとして、今度は写真家らしく、生粋の記念のポートレイトを撮影させてもらうことを約束して、実は昼間ちょっと嫌なことがあったけれど、そんなことも全て吹っ飛ぶ程に嬉しい気持ちで、これまた「I LIKE TODAY」と、後楽園ホールを後にした。
それにしても、このスポーツの世界の「明」と「暗」は、他の比較にならない程に強烈なもの。現に力也選手は、この勝利で今までの過去もある意味全て報われ、そしてその未来も一気に拡がっていく。しかし一方、敗者の木村選手は、もちろんこれで終わりではないけれど、その瞬間に全てを失ってしまうことになる。確かにそれが、スポーツの良いところでもあるけれど、どうしてもそんなことが気になってしまうぼくは、裏を返せば、まだまだアマちゃんてことなのかも?
それでも、ぼくはやはりボクシングが好き。そして今、福原力也というボクサーが好き。
とにかく、力也君おめでとう!!!


今日の空20050807
今日も昨日程の快晴とは行かないものの、相変わらずの夏日が続いている。今日は昨日とは方向を変えて、一路青森の十二湖を目指す。何でこんなにも東北地方に惹かれているのかは、未だ自分でもはっきりしない。だからまだまだ探りのような旅が続く。不思議なもので、秋田県から青森県に入ると偶然かもしれないけれど、いきなり天気が変わった。ちょうど昼時だったことも手伝って、今が旬の「いかやき」の文字に吸い込まれるように(笑)その国道沿いの「福寿草」という何とも縁起の良さそうなドライブインのようなところで昼食。その分厚い「いかやき」はもちろんのこと、昨日は上がらなかったけれど、今日は上がっていると言われた「ウニ丼」が本当に美味! 恐るべし日本海。海辺には天日干しされたイカが並んでいる。

その大満足の昼食の後、一気に十二湖へ向かう。現地に到着すると予想以上の人出。基本的には磐梯山の五色沼のような感じだが、そのスケールが範囲を含めて大きいにも東北的。まずは「青池」に向かうと、時折日が射してきた。するといきなり冷たい湖面の温度が変化するようで、小さな靄の様なものが一気に湖面を走る。それは空気の流れが視覚的に確認出来て、非常に興味深い瞬間。頭の中はまたしても「蟲師」の世界が駆けめぐる。持ち合わせたカメラに不満を抱えながら、デッサンを繰り返すように散歩をする。しかし森の中はじっとしてれば涼しいけれど、歩き回るとあっという間に汗だくになる。それにしても今回の旅行は、今まで東北というと、今東京に暮らすぼくにとっては涼しいような印象を持っていたが、それを打ち消す程に毎日しっかりと汗をかいている。やがてどうも日も出なくなってきたので、青森をあとにして秋田に入ると、またしてもいきなりの青い空。
そしてその空の下では、遅ればせながら完全に梅雨も明けた、これぞ日本海の夏の空。@岩館

今日の空20050806
秋田は今日も朝から雲ひとつ無い快晴。今日は8月6日、ということは原爆記念日。しかしここではそんなことを忘れてしまいそうな程、平和で牧歌的な世界が拡がっている。中でもぼくは東北のこの田園風景がとても好き。そして今の時期は山間のこの一見牧草のように見える全てが、実は美しい稲穂。今日は秋の宮から峠越えして、鳥海山の麓の高原を抜けて市内に戻る。山間の田園風景の向こうには、これだけ暑くなっても山頂にはチラホラと雪の残る鳥海山が頭を覗かせている。
この谷の向こうには法体の滝。これが日本の代表的な風景であることを嬉しく思う、平和な空。@法体・秋田
今日の空20050805
今日の秋田も相変わらずの夏日が続いている。今日はその炎天下の下、桜庭のご両親と共に、秋田道を走り小安峡を目指して車を走らせる。山に入ったら携帯の電波がつながらなくなるのではと思って、まずは「今日の空」を途中で立ち寄った稲庭うどんの里でもある稲川町の「七代目佐藤養助」の本店で昼食を撮りながらの更新。それにしてもここで食べた稲庭うどんは驚く程の美味。その国道沿いの拡がっている風景は空が広い。しかも360度空という状態で、冷静に考えればこの当たり前のことを、東京の日常の中で感じることが難しい。
稲庭だからというわけではないけれど(笑)田んぼの中に佇む小さな杜がかわいい、うどんの里の空。@稲庭

食後、その国道を走り小安峡。その谷間の川には壁面から吹き出す温泉が溜まって湯気が上がっている。そして辺りには硫黄の臭いが立ち込め、そうでなくとも蒸し暑いのと混じり合って異常な湿度の中で、汗も一気に滴り落ちる。ここでもちょっと整備が過剰で、肝心の風景が今ひとつはっきりと見えてこない。そして汗だくになりながら車に戻って、近所にある栗駒高原の「栗駒フーズ」直営のお店で「牛乳屋さんのソフトクリーム」を食す。試飲させていただいた牛乳含めて美味。その店先には「日本一小さい牛乳博物館」?

そして今度は車一台通るのがやっとの山道を走って「川原毛地獄」に向かう。またしても硫黄の臭いに包まれながら、その石灰岩が剥き出しで川そのものもかなり高温の温泉になっている「地獄」を散策。それは印象としては地獄というよりも、小さな活火山の中を歩いているような印象を受ける。

今日は一日中暑い中、起伏の激しい道をいくつか歩いたのでちょっと疲れたかも? そして陽が傾き始めた地獄谷を後にし、峠を越えて下山。本日の宿泊地「秋の宮温泉郷」の到着する。幸い? 携帯がつながったので更新。
空の広さと共に、緑という色の豊かさを感じた一日だったような。


今日の空20050804
今日は早朝より蒸し暑い東京を脱出。しかも今回は先月納車されたばかりのプリウスを駆って、一気に北上して秋田に向かう。しかし、せっかく早起きして6時に家を出たというのに、首都高速でいきなりの事故渋滞に遭遇。(悔涙)そのおかげで東北自動車道に入ったのは、7時過ぎ。そして暑い日差しを車中で感じながら、それも北上すれば和らぐと思いきや、むしろ次第に気温が上がっていく?! 福島あたりでは、何と35℃! それは秋田についても変わらず、予想以上に暑い。それでも北上するにつれて、改めてこの世界が空の下にあることを改めて知る程に空が拡がっていった。そして出来ることならば、その様をゆっくりと眺めていたいと思った高速道路だった。それでも、何度かただそれだけのために思わず車を停める。
蒸し暑い空の下で様々な緑の色が混じり合う、北へ向かうも夏日が続く空。@水沢JCTあたり
そして夜になって、初めて竿燈を見に行った。
確かにその様はとてもきれいで、その大きな竿燈を操る技には目を見張るものがある。それでも時々失敗して倒れてしまったりと、そんなことも含めてなかなか秀逸な夏祭りであることは確か。しかし何とも残念なのが、その環境作りとそれを取り巻く状況。それというのもロウソクの灯が灯った竿燈がゆ〜ら、ゆらと夏の夜空に揺れる様は、美しいもの。しかしその周りがあまりにも明るすぎる。場所によっては、竿燈の向こうにはビルの窓明かりが光高と点いていて、その方が眩しい。その上、お囃子を奏でる櫓の照度も竿燈のそれよりも数段明るいのである。中でも今話題の「郵便局」に至っては、その場を借りてアピールしたいようで、お囃子の車そのものが大きな〒マークと共にライトボックスのように竿燈を打ち消す程に明るい。(嘲)何だかとても悲しい第一印象

きっともともとは、もっときれいだったんだろうなぁ〜と思いながら、そこに今の日本が集約されているようで、何が出来るか解らないけれど何とかしなくては。それでもまだまだ美しい瞬間が残っていることを信じていたい日本の夏。@秋田にて

梅雨明けの蒸し暑い空の下、今日はちょっと面白いところに行ってきた。
この近未来的な映画のセットのような光景が、この空の下に広がる草原の下に存在していることを誰が想像することが出来よう。ここは国土交通省が管理している「首都圏外郭放水路」である。この写真はそのシステムの中で「調圧水槽」と呼ばれる場所。このあたりは以前より問題になっていたように、荒川、利根川、江戸川といった大河川に囲まれた土地なので水がたまりやすく、特に中川・綾瀬川流域というのは、昔からひとたび大雨が降ると浸水被害が多発する場所であった。それを解決する策として生まれたのが、この中小河川の水を一度地下トンネルに取り込んで江戸川に放出するこのシステム。幅78m長さ177m高さ25.4mというこの巨大な水槽もそれでもひとたび大雨になると2/3程水が貯まるという。よって雨の後は暫く中に入ることも出来ない。今日は幸い梅雨も明けて、ここのところ大雨もなかったので、ぼく達は長靴をお借りして中に入ることが出来た。それでも中は水も少し残っていて湿度90%な感じで鬱そうと霧が立ちこめている。しかしさすがは地下。地上界は猛暑なのにもかかわらず、予想以上に冷やりとしている。その地下で改めて感じたことは、やはり外の空の光の眩しさと温度も含めたその力。やはり見えないことによって見えるものがあるというのはこういうこと。しかもこの地下で梅雨明けを感じた不思議。そしてここは何処? ここはこの空の下の話。@首都圏外郭放水路